現在国内の医療機関で使用されているレセコンの普及率は、平成31年2月の時点でほぼ100%だとされ、これから開業する新しいクリニックでも必ず必要となると言われています。
国内で使用されているレセコンは複数の民間メーカーが出しているタイプと、日本医師会が出しているORCAというレセコンの2種類に分類されます。
日本国内で第二位のシェアを誇っているのがこの機器で、仁保に司会が医療のIT化と医療情報の標準化を進めるために開発しており、オープンソースやフリーソフトのレセコンという特徴があり、利用する上での大きなメリットとしては導入費用は低コストであることが挙げられます。
ただサポート体制や導入は会社によって異なるため、同じ機器を使用していても対応する会社によってサポート内容は異なる特徴があります。
民間メーカーの機器を比較すると、ORCAよりも価格が高い反面、医療機関で必要とされる様々なサポート機能が導入されているなど、機能が充実していることがメリットの一つです。
実際に日本で最初に作られた民間メーカーのPHCは、先発優位をいかしたこともあり、全国シェア1位として日本国内の医療機関で導入されています。
レセコンが使えないトラブルが発生したり、データが古くて誤請求になったりすると処理が滞ってしまいます。
患者にも迷惑がかかるし、毎月の請求に間に合わないと大変なことになります。
だからこそ、選ぶ時にはサポート体制をしっかりと比較しておく必要があります。
サポートの内容としては、データの更新があります。
新しい医薬品が発売されたり、2年に1回の保険料の改訂によってデータのアップデートが必要です。
更新のたびに費用がかかるような契約だと、結果的に高くなることがあります。
クラウド型のレセコンの場合、バグの解消やデータの更新が自動で行われるものもあり、サーバー型よりも安価で運用することができます。
その分、月々の使用料が必要なので、どちらが安いか比較が必要です。
トラブル解消までの時間が短いことが最も重要なので、どのように対応してもらえるのか明確にしてもらった方が安心です。
パンフレットでははっきりと分からないので、直接話を聞いた方が確実です。